2021年2月に日本へ導入されたルノーキャプチャーを試乗して、その完成度の高さや、ルノーらしいしなやかさや、SUVでありながら、ハッチバックを思わせるスポーティなフィーリングを持ち合わせていることが魅力的であった。さらに、今、輸入車でもっとも低燃費なパワートレーンを自負するルノーのフルハイブリッドシステム「E-TECHハイブリッド」が、「アルカナ」と「ルーテシア」に続いてコンパクトSUVのキャプチャーも採用して、日本へ上陸し、9月1日から販売を開始、同じパワートレーンを搭載するE-TECHハイブリッドが3モデル、出揃った。

画像1: ルノーキャプチャーE-TECHハイブリッドレザーパック
ヨーロッパで人気ナンバーワン。
洗練されたフレンチコンパクトSUVのハイブリッド。

 E-TECHハイブリッドは、メインモーターとHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)を搭載した2モーター式のハイブリッドシステムで、動力の伝達/遮断および変速には、ドッグクラッチを用いたエンジン側4段、メインモーター側2段のオートマチックトランスミッションを採用して、エンジンを停止してのモーター走行時に、エンジンで充電してモーターで走るシリーズハイブリッド走行、速度に対応してエンジンとモーターの両方を使用して走るパラレルハイブリッド走行、さらに高速巡航時は、エンジンのみの走行で、状況に対応してパワートレーンを使い分けている。

画像: 「Cシェイプ」と呼ばれるLEDヘッドライトは魅力的。ボディサイズは全長×全幅×全高=4230×1795×1590mm、ホイールベースは2640mmで、基本的にはガソリン車と変わらないが、車両重量は純ガソリン車より110kg重い1420kgである。とはいえ、WLTCモード燃費は22.8km/リッターと、約34%も優れている。

「Cシェイプ」と呼ばれるLEDヘッドライトは魅力的。ボディサイズは全長×全幅×全高=4230×1795×1590mm、ホイールベースは2640mmで、基本的にはガソリン車と変わらないが、車両重量は純ガソリン車より110kg重い1420kgである。とはいえ、WLTCモード燃費は22.8km/リッターと、約34%も優れている。

 パワースペックは、1.6リッターエンジンを中心に、駆動や回生をおこなうメインモーターが、最高出力49PS、最大トルク205N・mを発生。主に発電やエンジン始動、ドグミッション変速時の回転合わせなどを行うサブモーターは、最高出力20PS、最大トルク50N・mを発生して250V、1.2kWhのリチウムイオン電池で構成され、さらに、最高出力94PS、最大トルク148N・mという1.6リッターエンジンが組み合わせられ、ルーテシアではなくアルカナと共通のスペックとなっている。
 こうしたシステムの採用によって、キャプチャーE-TECHハイブリッドは、これまでのガソリン車に対して、110kgほど車重が重いにもかかわらず、燃費に関しては、約34%も向上して、22.8㎞/リッターを実現している。

画像: パワーユニットは、1.6リッター自然吸気ガソリンエンジンとメイン/サブの2基のモーターからなるハイブリッド機構の組み合わせたE-TECHハイブリッド。動力の伝達や遮断、合成、変速には、「電子制御ドッグクラッチマルチモードAT」と呼ばれる専用システムを採用している。

パワーユニットは、1.6リッター自然吸気ガソリンエンジンとメイン/サブの2基のモーターからなるハイブリッド機構の組み合わせたE-TECHハイブリッド。動力の伝達や遮断、合成、変速には、「電子制御ドッグクラッチマルチモードAT」と呼ばれる専用システムを採用している。

 さらに注目すべきは、多彩な運転支援システムで、アクティブクルーズコントロールやレーンセンタリングアシスト、360度カメラやオートヘッドライト、他にも多くの先進用予防安全システムを導入して、高い安全性をこれまで通り確保しているが、後退時に自車左右後方を警戒する予防安全装置「リアクロストラフィックアラート」や、10.2インチのデジタルインストゥルメントパネル(フル液晶メーター)の採用はガソリン車とは異なる。

画像: E-TECHハイブリッドには、パワーフローメーターなどの機能を備えた10.2インチのフルデジタルインストゥルメントパネルが装備される。

E-TECHハイブリッドには、パワーフローメーターなどの機能を備えた10.2インチのフルデジタルインストゥルメントパネルが装備される。

画像: 7インチ液晶のマルチメディア、EASYLINKを標準装備。マップはもちろん、ドライブモードセレクター「マルチセンス」を搭載して、走行モードは「エコ」「スポーツ」「マイセンス」の3種類で、運転支援システムは純ガソリン車でも充実していたが、「E-TECHハイブリッド」では自車の後側方を警戒する「リアクロストラフィックアラート」も追加される。

7インチ液晶のマルチメディア、EASYLINKを標準装備。マップはもちろん、ドライブモードセレクター「マルチセンス」を搭載して、走行モードは「エコ」「スポーツ」「マイセンス」の3種類で、運転支援システムは純ガソリン車でも充実していたが、「E-TECHハイブリッド」では自車の後側方を警戒する「リアクロストラフィックアラート」も追加される。

画像: ダッシュボードの仕様は、ガソリン車と大きな差は少なく、2段のコンソールが特徴的で、インパネには7インチ液晶のマルチメディア、EASYLINKを標準装備。ドライブモードセレクター「マルチセンス」を搭載して、走行モードは「エコ」「スポーツ」「マイセンス」の3種類をチョイスできる。

ダッシュボードの仕様は、ガソリン車と大きな差は少なく、2段のコンソールが特徴的で、インパネには7インチ液晶のマルチメディア、EASYLINKを標準装備。ドライブモードセレクター「マルチセンス」を搭載して、走行モードは「エコ」「スポーツ」「マイセンス」の3種類をチョイスできる。

 今回試乗したのは、メーカーオプションとして設定された、レザーシートと運転席電動調整機能付レザーシートを装着するルノーキャプチャーE-TECH HYBRIDレザーパックで、コンパクトSUVでありながら、クラスを越えた質の高いインテリアが特徴的で、全長4230mm、全幅1795mm、全高1590mmのボディサイズによって、ルノーらしい魅力的で躍動感のあるエレガントなフレンチスタイルが魅力的で、相変わらず、室内スペースにもゆとりを感じさせる。

画像: レザーパック仕様のレザーシートは、運転席側には電動調整機能が付き、コンパクトカーとは思えないほど、ゴージャスな雰囲気が魅力的。

レザーパック仕様のレザーシートは、運転席側には電動調整機能が付き、コンパクトカーとは思えないほど、ゴージャスな雰囲気が魅力的。

画像: リチウムイオンバッテリーはリアシート後方に搭載され、後席のスペースは、ガソリン仕様と大差はない。分割機能はもちろん、スライド機能も、継承している。

リチウムイオンバッテリーはリアシート後方に搭載され、後席のスペースは、ガソリン仕様と大差はない。分割機能はもちろん、スライド機能も、継承している。

 車重は同じE-TECHハイブリットのアルカナよりは40kgほど軽く、ルーテシアよりは110kgほど重いが、走り出してまず感じるのは、1.8~2.0リッターの自然吸気ガソリンエンジンを思わせる力強さで、登坂や高速道路でもアクセルを踏み込んだ瞬間に、コンパクトなSUVとは思えないほどパワフルで洗練された加速感を堪能できる。
 言うまでもなく、魅力的なのは、いかにもルノーらしいしなやかな乗り心地とスポーティなハンドリングとの組み合わせで、あらゆるシチュエーションで、NHVも良く抑えられ、もちろん室内の快適性と合わせて満足感の高い走りを楽しませてくれる。言うまでもなく、オリジナルのキャプチャーの多くを継承しながら、E-TECHハイブリッドとして、特徴が際立っている。

 ガソリン仕様との異なる運転席の感覚も、魅力的です。インパネの感覚は、実際にはE-TECHロゴ以外にも10.2インチに拡大された液晶メーターやシフトレバーの「B」レンジ、そしてステアリングパドルが省かれる点など、E-TECH専用である点が特徴的である。さらに、日産、三菱との3社アライアンスの上で開発されたCMF-Bプラットフォームの出来の良さもそのまま継承している。ガソリンタンクではなく、リチウムイオンバッテリーを搭載しても、クルマの挙動はしっかりしていてスポーティな走行性を堪能できる。軽量化と高剛性がバランスしているといったフィーリングだ。ステアリングもスムーズかつ滑らかで、爽快なコーナリングを感じさせてくれる。さらに付け加えるなら、キャプチャーは、SUVといった感覚よりもルノーらしいハッチバック的な走行性が際立つ。個人的には、もともと優れたコンパクトSUVであることをキャプチャーに対して高く評価してきたが、E-TECHハイブリッドは、多くの点で、それを越えていることを理解できた。

画像: 外観は、ガソリン車と比較して大きな特徴は少ないが、テールゲートの右側にはE-TECHのバッジが装着されている。

外観は、ガソリン車と比較して大きな特徴は少ないが、テールゲートの右側にはE-TECHのバッジが装着されている。

画像: SUVのヘビーデューティーな雰囲気と、しゃれた感じが両立したスタイル。滑らかな曲線と曲面で構成され、躍動感にあふれている。ボディーカラーとツートンになっているルーフも魅力的だ。

SUVのヘビーデューティーな雰囲気と、しゃれた感じが両立したスタイル。滑らかな曲線と曲面で構成され、躍動感にあふれている。ボディーカラーとツートンになっているルーフも魅力的だ。

画像2: ルノーキャプチャーE-TECHハイブリッドレザーパック
ヨーロッパで人気ナンバーワン。
洗練されたフレンチコンパクトSUVのハイブリッド。
画像: フロアの下に走行用バッテリーなどを搭載するため、ガソリン車の536リッターより、やや縮小され、ラゲッジスペースの容量は440リッターとなる。

フロアの下に走行用バッテリーなどを搭載するため、ガソリン車の536リッターより、やや縮小され、ラゲッジスペースの容量は440リッターとなる。

画像: 18インチサイズ「Pasadena(パサデナ)」ホイールに、215/55R18サイズの「グッドイヤー・エフィシェントグリップ パフォーマンス」タイヤを装着。

18インチサイズ「Pasadena(パサデナ)」ホイールに、215/55R18サイズの「グッドイヤー・エフィシェントグリップ パフォーマンス」タイヤを装着。

画像3: ルノーキャプチャーE-TECHハイブリッドレザーパック
ヨーロッパで人気ナンバーワン。
洗練されたフレンチコンパクトSUVのハイブリッド。

スペック
ボディサイズ:全長×全幅×全高=4230×1795×1590mm
ホイールベース:2640mm
車重:1420kg
駆動方式:FF
エンジン:1.6リッター直4 DOHC 16バルブ
モーター:交流同期電動機
トランスミッション:4段AT(エンジン用)+2段AT(モーター用)
エンジン最高出力:94PS(69kW)/5600rpm
エンジン最大トルク:148N・m(15.1kgf・m)/3600rpm
メインモーター最高出力:49PS(36kW)/1677-6000rpm
メインモーター最大トルク:205N・m(20.9kgf・m)/200-1677rpm
サブモーター最高出力:20PS(15kW)/2865-1万rpm
サブモーター最大トルク:50N・m(5.1kgf・m)/200-2865rpm
タイヤ:(前)215/55R18 95H/(後)215/55R1895H(グッドイヤー・エフィシェントグリップ パフォーマンス)
燃費:22.8km/リッター(WLTCモード)
価格:389万円

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