現行のルノートゥインゴがリアエンジンになり、この5ターボのデザインモチーフを受け継いでいます。
タイヤをボディーの四隅に配置するようになったオーバーハングが最小限の最近のコンパクトカーでは、リアエンジンのレイアウトを成立させる事は困難です。そのため現行トゥインゴは伝統的なミッドシップのフォーマットとなりますが、日本の自動車メーカーのように何でもかんでもミッドシップとは言わず、欧州のメーカーはリアエンジンと伝えてるのが面白く思います。
日本の自動車メーカーはプロモーション的な価値を感じてるのか【ミッドシップ】という言葉をやたら使いたがって、伝統的なFRや商用車に多いアンダーフロアエンジンや前輪駆動の車にまでミッドシップと表記する事が度々あります。

画像: ルノー5ターボは月間誌の連載時に描いた作品です。

ルノー5ターボは月間誌の連載時に描いた作品です。

ルノー5ターボはラリーで勝つ為に誕生した少量生産のミッドシップ車ですので、資料を探し当てたり実車取材するのも難しい車です。

幸運な事に地元に希少なこの車の専門店があり、また知人の伝手もあり、実車取材や貴重なサービスマニュアルを見せて頂くことができました。5ターボの透視図は取材開始から3週間で完成に至り、連載に穴を空けずに済みました。車に詳しいはずの車雑誌の編集の方達からこんな珍しい車のオーダーが来た事を不思議に思った記憶があります。

雑誌連載時の作品は制作時間を短縮したいので外観は写真を元に描く事もありますが、手持ちの雑誌等から5ターボの写真を探していたところ、以前連載していた中古外車情報誌のレポート記事に透視図にするのに都合の良さそうな写真を見つけ、それをベースにした事も思い出しました。

画像1: ルノー&アルピーヌ

そしてこちらはアルピーヌA110
マニアは以前から“エーワンテン”と言いますね。そして新しく復活したA110は輸入元がこの名前でプロモーションをしていますから今後はマニア以外でも“エーワンテン”の呼称で普及しそうです。

透視図はリアにエンジンがある場合だと特に後方からのアングルの方が描きやすいのですが、車も顔が大切だと思いましてなるべく前方からのアングルで描く様にしています。
しかしこのA110は依頼をしてくださった編集者氏がリアサスペンションの解説をしたかったとのことで、後方からのアングルで描く事になりました。

一応前方からのアングルも提案しようと外観だけのラフも作図しましたが、この車は透視図に都合のいい視点の高さだと後ろからの方が良さそうです。

画像2: ルノー&アルピーヌ
画像3: ルノー&アルピーヌ

後方からのアングルは敢えてデッサンでデフォルメを加えて作図しました。
本来なら見えないフォグランプを見せてます。美術的な技法の天使の遠近法やキュビズムといった描き方です。

画像4: ルノー&アルピーヌ

RRのシビアな操縦性は一般に思われているのと違い、リアの荷重の大きさが元凶になる事よりRR車に多いスイングアーム式サスペンションが故にコーナーの姿勢変化でタイヤの対地キャンバーが大きく変わることでグリップを失いテールスライドしてしまうからです。A110は後にダブルウィッシュボーン式に改良され、その変遷のイラストも同時に描きました。

画像5: ルノー&アルピーヌ
画像6: ルノー&アルピーヌ
画像7: ルノー&アルピーヌ

ダブルウィッシュボーンのA110はホイールが4穴になってますから外観からそれと分かります。

せっかくダブルウィッシュボーンのサスペンション部も描いたのだし、このA110の透視図は機会がある事に加筆をしてますから、合成して後期型に描き変える計画もしてみたりです。

画像8: ルノー&アルピーヌ

加筆と言えば昨年マッドアンドスノーに描き変えたのがA110の最新版です。

画像9: ルノー&アルピーヌ
画像10: ルノー&アルピーヌ

最後にタイヤパターンの作図段階のものをお見せして今回はおしまい。

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