こんなにぜいたくな軽自動車はそう存在しない。軽自動車のスペシャリティモデルとしたR1は今の時代で見ても、魅力的に映る1台です。

<試乗グレード>
スバル R1 R(CVT)

画像1: www.favcars.com
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ここ数年の軽自動車といえば、ほとんどが実用に徹したもので、確かになかなか良くできているものは多いのだが、趣味的な軽自動車はここ数年大変少なかった。そこで、スバルは久しぶりに面白い軽自動車を発表した。それがR1である。見た目はR2とあまり変わらない印象だが、室内の配色、またエクステリアデザインも細部を見てみるとR2とは違い、なかなか個性的で面白い軽自動車である。

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 最初の第一印象は、非常にコンパクトであるということ。ドイツのスマートKやスズキのツインに比べれば大きいのであるが、軽自動車の規格よりも短いもので、一応4人乗りとはあるが、実質は2人乗りと考えたほうが良さそうだ。後席にも乗ってみたが、頭は打つわ、ひざは痛いわで、子供でも嫌になる空間であろう。そのあたりもこのクルマの面白さなのかもしれない。また、後席のシートを立てた状態では、荷物もほとんど載らない。やはり、常に後席は倒しておいて、そこは荷室スペースとするのが良いだろう。

 エンジンをかけてみると、なんとこのクルマには、軽自動車の割には贅沢なことに、レガシィやインプレッサに採用されている、エンジンを始動すると、一度針がMAXまで振る手法が用いられている。また、そのメーターも自発光式のメーターで見やすい。また、嬉しいのは、たいてい軽自動車では省きがちな「タコメーター(回転計)」までついている。このあたりは、やっぱり富士重工、スバルのクルマだなと感じさせられる。

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 さて、実際に走ってみると、非常に懐かしいエンジン音がする。以前、スバルに「ヴィヴィオ」という軽自動車があったが、そのエンジン音に非常に似ており、正直静かなクルマではない。なんか、懐かしい印象を与えるクルマである。トランスミッションはCVTで、エンジン音はうるさいが、走り味は変速ショックがない分滑らかに走ることは走る。でも、逆にこれくらい面白いものをつくったのなら、いっそうのこと、マニュアルトランスミッションの設定があっても良かったのではないだろうか。

 インテリアの印象は、非常にモダンで、軽自動車では今までこんなものは見たことないし、普通の国産車でも見たことがない。一瞬、イタリア車に乗ったのかという印象さえ味わう。これほど、思い切りが良くて、個性的なインパネ、インテリアデザインを持った車は国産のものではこのクルマぐらいではないだろうか。

 スバルはヴィヴィオ以降、4輪独立懸架のサスペンションシステムを採用しており、このR1も4輪独立懸架である。実際の乗り味は、やや荒い印象のもので、もう少し角が取れて欲しいような印象もあるが、もうこのような特殊なクルマなので、それもこのクルマの面白みで、このクルマの味なのかもしれないとさえ感じてくる。とにかく、エンジン音にしろ、乗り味にしろ懐かしい印象があり、面白い車である。

 ただ、このクルマの価格も安くなく、126万円ほどする。こうなると、今は1.3Lのコンパクトカーである、フィットやマーチ、ヴィッツも買えることになる。となると、このR1のユーザーというのは本当に限られてくると感じる。スバルも、冗談半分でつくったのかもしれないが、この価格なら、もう少し乗り味も良く、音がもう少し静かなほうが良いとも感じてくる。まず、この車はファーストカーにはなりえないだろうから、セカンドカーとしては面白いかもしれない。しかし、今の騒音と乗り味ならば、もう少し安い価格で出して欲しい印象がある。

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