知辛い世の中である。実に世知辛い、全く。
景気は理論上では良くなっているというが給料は上がらず。給料が少ないから残業も率先して行い残業代を稼ごうという魂胆を決め込んだところで「働き方改革」とか。あのもっと仕事してもいいから、ほしいんですけど、お金。そんな人もいらっしゃるかもしれませんね。

まあ、少ない時間で効率的に成果を上げてお金を稼ぎましょう、というのは、確かにハードルは上がっています。しかしこういう挑戦の連続こそが人間のサダメ!そう思って頑張って、もっと大きなものを達成していく。そういうことを考えたほうがいいのかもしれません。
とはいえ、クルマを買おうにもお金がなければ買えません。ローンを組んで購入、と言ってもそれだって自分のお金です。結局は同じことですね。

そんな世の中で同じ金額のものを買う際に支払う「きんす」。どうせ支払うならそれに見合う価値があってほしいものです。少なくとも誰かの顔色を気にして、忖度して買うなんてどうなのでしょうか。
個人的には思い切って選ぶべき!そんな風に思うわけです。

画像1: クルマではない!あなたが買うべきは顰蹙(ひんしゅく)である!!

そう、いっそクルマを買うのではなく「顰蹙(ひんしゅく)を買う」くらいのつもりで、とっておきの1台を見つけたら購入するべきだと思うのです。もちろんランニングコストの安いクルマは維持するのは楽なものです。その視点も確かに、実際に所有すると尊いなと実感するものです。
しかしながら、結論として、目的意識をもってそういうクルマ選びをしなければならない日もやがてやってくるかもしれませんが、もしもそれに優先させたいことがある理想像があるのだとしたら、それは犠牲にすべきではないと思います。

画像2: クルマではない!あなたが買うべきは顰蹙(ひんしゅく)である!!

デザインを優先させる。最初に買うのはこのクルマ!と理由もなく決めていたらまずそれを狙うべき!そう思うのです。ちなみにそれが金額的にローンの組めないレベルのものだったりした場合、ローン審査でしっかり「お取り組みが難しい」と言ってきます。その判断を待たずに自分で「どうせ無理だし」ということはないのではないでしょうか。

もちろんそういうクルマは購入後の維持費も安くはないですが、そういうのも案外何とかなってしまうものです。実は「分相応ではないクルマを選んだ人」も案外何とかなっているという話のほうが実は多かったりするのです。ですからいろいろ買う前に悩むのはよしましょう。そもそも所有もしていないで悩む悩み、多くは杞憂だったりしますから。

画像3: クルマではない!あなたが買うべきは顰蹙(ひんしゅく)である!!

そんなことよりも「あいつ、あんなクルマ買ったんだって、馬鹿だなあ!」そう何人に言わせたか。それを誇るようなクルマ選びを目指しませんか?
かたや「インスタ映え」とかがもてはやされる時代、ネタにもならないクルマを買ってどうするのでしょうか。それこそ人生においてはちょっとした無駄遣いに類する出費に他ならないように思えてならないのですが。壊れる壊れると皆が囃し立てるクルマでも実際に全く苦労しないケース。

画像4: クルマではない!あなたが買うべきは顰蹙(ひんしゅく)である!!

私自身、マセラティ430、ビトルボ系のセダンを購入した際にはさすがに苦労するかもなあと思って、3年間止まって困ったことが一度もないのは正直拍子抜けしたほどでした。人は面白がります。しかし、乗ってから言えと思うきもちもあります。
壊れないクルマに出会ったことはこころから感謝に値することなのです。しかし、壊れたら壊れたでそれも財産、くらいの気持ちで飛び込んでみる。名車であるならば、憧れの1台であるならば、そのくらい心を決めるのも悪くはないでしょう。(確かにパーツは少なめ。入庫するとパーツ待ちで3か月ということはありました。)

ビトルボ系マセラティは日本に現存している時点でかなりコンディションのいいクルマに違いないので、出先で止まってばかりというクルマはほぼ淘汰されていると思われますので、多くの方に一度味わってほしい世界観だと思います。
低重心に収まるツインターボのV6エンジンのもっちりとした質感、今となっては手の込んだ作りながら、まぎれもなくコンパクトカーというサイズ感。なかなかほかにはないクルマです。そして、最近のマセラティ車も、ビトルボに乗っておくと腹落ちするする部分もあると思いますし。あれはいい出会いでした。飛び込んでおいて正解だった好例と言えるでしょう。

画像5: クルマではない!あなたが買うべきは顰蹙(ひんしゅく)である!!

親戚からは白い目で見られるかもしれませんし、初めのころは陰口をたたかれるかもしれませんが、それでも話のネタになるクルマ。クルマを見て「あ、来た!」と思ってもらえるようなクルマに乗っていれば、そのクルマでなければ知り合わなかった人たちとであったり、得るモノも計り知れないものです。
クルマは名刺代わり。なんでもいいならほかの人が乗っていないクルマに乗りましょう。あこがれがあるならその憧れを優先させましょう。

画像6: クルマではない!あなたが買うべきは顰蹙(ひんしゅく)である!!

ちなみに入門向け、とかアガリのクルマとか個人的には全く関係ないと思っております。入門編とされるパワーの少ないコンパクトカーは乗るのにコツがいるものです。ボディの大きさは時に持て余すこともありますが、馴れで解決できる面もあります。最大出力の大きなクルマは運転が楽です。エンジンを回さなくても十分に加速するからです。もちろんスピードの出しすぎには十分注意が必要ですが。

そして皆が「アガリのクルマ」というクルマはしっかりとしたつくりである場合が多く、学ぶべきことが多いです。最初にそう言うクルマに乗っておくと、その後のクルマ選びにおいてもつまらないクルマになびかなくなるという利点すらあると思っています。
そのうえで、クルマ好きはつねにクルマの妄想をするのが好きなのでそんなことをいうものの、実際にはそんなカテゴリーはありません。アガリのクルマと本当に思って最後のクルマにした年配のクルマ好き、なかなかそこにはいかないですし、そんなことを言っていた人もそのあとになんだかんだと理由をつけてクルマを買うものです。むしろそういうクルマに若いうちに乗っておきましょう。学ぶ点が多いです。

人が何と言おうと「ミニバン」だっていいではありませんか。独身のうちそこが移動式のマイルームになるのです。そういう選択だってありだと思います。好きな漫画本をクリアケースにそろえてクルマに積んでおき、好きなところで椅子をフルフラットにして、寝袋に包まって、マットレスを敷いて漫画三昧なアウトドアとか、マイカーでしても良いではないですか。

画像7: クルマではない!あなたが買うべきは顰蹙(ひんしゅく)である!!

誰もあなたのクルマ選びは制限などできないのです。人の目は気にしなくていい。むしろ、何人からヒンシュクを買えるか?そのくらいの気持ちでクルマ選びをされてみてはいかがでしょうか。きっとクルマを買ってよかったという人生が待っている、そんな予感しかいたしませんので。
皆さん、どうかステキなクルマと佳い人生を。


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