バイクる編集部が今回行ってきたところは・・・
マチュピチュ!
飛行機ではなく、バイクでも行けるマチュピチュです。
日本にあるマチュピチュとして近年人気になったのは、兵庫県にある竹田城ですが、
岐阜にもありました!!
まだあまり知られていない、西美濃のマチュピチュ。
ほんとは教えたくないけど、ご紹介いたします。
春日上ヶ流 天空の遊歩道 ★岐阜県揖斐郡
目指すは春日上ヶ流。『かすがかみがれ』と読みます。
平成の大合併で揖斐川町となりましたが、
かつては春日村と呼ばれていたところです。
揖斐川沿いの県道、もしくは国道417号線を北上し、
下岡島交差点を春日方面、県道32号線へ入ります。
ずっと走っていくとだんだんと山道になり、
民家も見当たらなくなってきます。

曲がりくねった道は、少々キツイですが、舗装された道が続きます。
だんだんと上っていくのがわかり、雄大な山並みを見ながらのツーリング。

と思ったら、急に景色がひらけ、
広大な茶畑の風景が飛び込んできました!
上ヶ流茶園の看板もあります。

ひたすら山道だったのにこんなところに村があるんだ!と
驚きと感動の瞬間です。
もうすでにここの景色だけでもとても美しく見とれてしまうほど。
もう少し進むと看板が出てきました。
この先に駐車場があるようです。
ここからの道は狭く急でしたので、気を付けて走行してください。

駐車場に到着です。
あまりスペースは広くありませんが、ちゃんと駐車場は確保されていました。

このすぐ下に駐車スペースがあります
駐車場には係の方がいて、地図がもらえました。
そして杖。
こちらは借りることができます。

天空の遊歩道、散策マップです。
下から見る茶畑も充分きれいですが、
天空の遊歩道の先にある展望スポットからは絶景が見下ろせるよう。
徒歩約20分の散策コースです。

旧春日村は日本の国歌「君が代」に歌われている「さざれ石」の由来にもなった地でもあります。
遊歩道の途中にはそんな石を見ることもできます。
ここ上ヶ流地区は、寒暖の差が大きく霧の多いことからお茶の栽培が適しているとされ、
安政4年より農薬未使用の上ヶ流茶を作られているそうです。
普通のお茶より渋みが少なく、すっきりとした味わいが多くの人に好まれているようです。

バイクでの上ヶ流までの道も険しいところがありましたが、
こちらの遊歩道もなかなかの山道です。
一部、登山道のようなところもありますので、歩きやすい靴で来られることをおススメします。
ふうふう言いながらもマチュピチュの景色を目指して上がります。

20分ほど、ひたすら上がっていくとA地点という看板を見つけました。
振り向いてみると・・・

絶景!!!


頑張って登った甲斐がありました!!
急斜面にびっしりと茶畑が続き、四方が山に囲まれた景色は本当に美しく、
もう少しで空に届きそうな、まさに天空の里です。
山の中、ここだけが拓けていて、
現実と切り離された異空間にいるようでした。
秘境という言葉がぴったりな場所。
しばらく見入ってしまいました。

名残惜しいですが、絶景をしっかり目に焼き付けて下山です。
感謝とお礼の気持ちをこめて、わずかながら協力募金を茶りんと。
帰りには少し手前にある上ヶ流茶のお店『天空の里上ヶ流茶』で
お茶のアイスをいただいてきました。

行くまでの道のりはハードでしたが、
その先には感動の景色が待っていました。
写真では伝わらない空気と雄大な景色を
ぜひご自身の目で確かめに行ってみてくださいね。
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【春日上ヶ流 天空の遊歩道】
〒503-2502 岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合
[入山時間]4~9月 9:00~16:30
10~11月 9:30~16:00
[駐車場]15台程度
[トイレ]簡易1つ
大切な茶畑の敷地内には入らないようマナーを守って楽しんでくださいね。
冬季は積雪や凍結により滑落の危険があるため、ご遠慮ください。