みなさん、こんにちは。バイクる編集部です。
バイク乗りのみなさんは電車には乗られますか?
通勤・通学、都会に住んでいる方にはなくてはならない電車ですが、
今回は役目を終えた駅をご紹介したいと思います。
旧名鉄美濃駅 ★岐阜県美濃市
旧名鉄美濃駅は岐阜県関市の北、美濃市にあります。
東海北陸自動車道美濃ICから、国道156号経由で約7分。
下道で行くなら、岐阜市内からは県道94号線で45分ほど。
名古屋からは国道41号線経由で1時間30分ほどの距離にあります。

到着すると古く懐かしい感じの駅舎がお出迎えしてくれます。
駅舎のとなりに車が2台ほど止められる広さの駐車場がありました。

入口の脇には石碑があり、こちらの駅のあらましが書かれていました。
もともとは地元の有志が、美濃・関と岐阜との交流を図るため、美濃電気軌道株式会社を設立し、
大正12年(1923年)に美濃駅が開設されたとあります。
そして車社会への移行により、名鉄美濃町線新関~美濃間は廃線に追いやられてしまった、と。
平成11年(1999年)4月のことだそうです。

国指定登録有形文化財にもなっています。
さて、中へ入ってみます。

無料で開放されていて、誰でも入ることができます。
現在のような自動改札機はなく、駅員さんが改札で切符を切っていた時代ですね。
多くのひとが利用していた光景を思い浮かべると、ノスタルジックな気分になれます。


無人の改札を抜け、外のホームへ行ってみます。
線路には電車が3台止まっていました。
大正時代の面影を残す、貴重な車両が展示されています。

電車にはあまり詳しくないのですが、
美濃町線にゆかりのある「モ512号」「モ601号」「モ593号」の路面電車3両だそうです。

正面が丸い顔の「モ512号」は今の電車とは全く違う趣で、
サイドの丸い窓がなんともかわいいです。
それぞれの電車は中にも入ることができました!



運転席も残っています。
線路はどうなっているのかなーと後ろにまわると、
すぐのところで切れていました。
道路になってしまっていますが、線路が続いていたんでしょうね。

土日は不定期で売店が開いているみたいです。
イメージキャラクターのグッズや懐かしの昭和レコードなんかが売られているみたいですよ。


駅構内には電車の紹介や当時の写真などが展示されていて、
電車好きにはたまらない、そうでなくてもとっても懐かしい気分に浸ることができます。
美濃市は美濃和紙やうだつの上がる街並みとしても有名です。
そんな観光スポットをめぐりながら、ぜひこちらの美濃駅にも足を運んでみてくださいね。

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【旧名鉄美濃駅】 見学無料
〒501-3732 岐阜県美濃市広岡町2926-4
[営業時間]4月~9月 9:00~17:00
10月~3月 9:00~16:30
[定休日]火曜日・年末年始
[駐車場]あり
[トイレ]あり