透視図は十分な時間をかけじっくり描いた作品が、完成後には今一気に入らない作品になってしまう事がある一方、時間が無かったり体調が悪かったりして満身創痍で描いた作品が後になってお気に入りの作品になる事があります。
この2CVチャールストンはインフルエンザの高熱に苦しみながら月刊誌の連載時に描いた作品ですが、描いた本人自身は案外出来具合が気に入っていて、仕事部屋には大判出力した物をずっと壁に飾っています。

カラー作品になる前にペンで角目の2CVを描き、それをフォトショプで改変と色付けしました。

画像1: シトロエン2CV

資料を集めていた時に好タイミングで長野県車山のフレンチブルーミーティングで2CVの剥ぎ取りイベントがあると知り、丸裸になったシャーシやエンジン単体の写真を撮影が出来そうだとフレンチブルーミーティングまで向かいました。

写真を撮影する前にはイラストのアングルを決めてからの方が都合が良いので、事前にこんなラフ絵を用意して写真を撮ります。

画像2: シトロエン2CV

例えばこのラフと同じアングルでエンジン単体の写真がを撮ることができれば、面倒な作図作業が省け、写真トレスで済むからです。
しかし写真だとパースが付き過ぎたりレンズの歪みも加わってますから、勿論そんな簡単に行く事はありません。月刊誌の場合の締め切りは依頼を受けてから三週間後位で、作業の最初の一週間目はほぼ資料集めに費やされるのが通常なのですが、剥ぎ取りイベントのおかげで2CVの資料収集が僅か1日で済んでしまいました。

その後に別の雑誌の依頼で色を入れヘッドライトも丸目に描き変えチャールストンにしました。
グレーのチャールストンも描きました。

画像3: シトロエン2CV

現在はデジタルな作業なので、幌の巻き方で表側にするのが内と外で「田舎巻き」「都会巻き」とがあるそうなので、色違いの2CVの他にそんな細かな箇所が違う作品をもっと増やす予定です。

そして2CV(二馬力)の名称について車好きの間では多少カッコ付けて2CVをドゥシューボーと読んだりしてますが、ドゥシューボーはフランス語で“二頭の馬”って意味らしく、それを略して2CVと表記してるだけなので『C』をシュー『V』をボーって発音する訳ではありませんので間違いなく。
とは言っても僕の周辺の2CVのオーナーさん達はドゥシューボーとカッコ付けて言わずに意外にも簡単にツーシーと言ったしているが面白く思いました。

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