今回は「日産 ティーダ」です。「プレミアムコンパクト」という言葉がピッタリで、5ナンバーサイズ枠に、上質感あるインテリアを持たせた、まさに日本にピッタリの1台でした。しかし、2代目は中国向け車になり、サイズも大きくなったことで日本では売られませんでした。あまりにももったいないモデルライフを終了してしまった1台です。
※価格について論評している場合がありますが、あくまでも当時の新車価格に基づいています。

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<試乗グレード>
日産 ティーダ 15M(エクストロニックCVT)

「上質な」コンパクトカーというコンセプトの「ティーダ」と言うクルマが、日産から発表された。このような、上質だとか高級なコンパクトカーと言うのは国産では少なかったので、なかなかいいコンセプトであると感じる。さて、実際にどのようなところが上質で、それを演出するためにどのような工夫がなされているのか、また高級車としての資質があるかどうか。ティーダには、ハッチバックの「ティーダ」とセダンの「ティーダラティオ」があるが、今回はハッチバックのティーダに試乗した。

まず、エンジンをかけるときに発する音は非常に静かで、これは高級車レベルに近いといってもいいだろう。さて、実際に走り出してみると、ここ最近の日産車同様、ステアリングの印象が非常に軽く感じた。エンジン音は相当静かというものではないが、このクラスのコンパクトカーとしては静かなほうだろう。しかし、高級車というようなものならば、もう少し静かなほうが良いのではないだろうか。1.5ℓエンジンとしては静かな部類には入るが、エンジンをまわしたときの音は思いのほかうるさいのが気になる。しかし、新開発のエンジンはCVTとの相性もよく、パワー不足やトルク不足と感じることはなかった。CVTの出来も非常に良くて、変速ショックがないというのは大変いいように感じた。このCVTの滑らかさを一度味わうと、やめられない印象がある。

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乗り味は、芯はあるけど、やわらかめという印象の乗り味で、なかなかいいものである。最近の日産車は結構似た乗り味を示しているし、これからもこのような乗り味のクルマが増えていくのかも知れない。これも、値段の割には乗り味のいいクルマである。

シートは非常に大きく、ティアナと同サイズのシートらしい。実際に乗ってみてもゆったりしているシートという印象は良いが、リクライニングやハイトアジャスターのレバーが普通のクルマとは逆についているため、非常に扱いにくい。アームレストをたためばまだいいのかもしれないが、それでも、あまり扱いの良いようなものではなかった。高級車といっているのであるから、せめて、ドライバー側は電動シートにして、そのスイッチ類をセンターコンソールもしくはドアに設置してみるほうが良いのではないだろうか(後に追加された、1.8ℓモデルには運転席のパワーシートが採用、スイッチは同位置)。着座点は、高めで乗り降りはしやすく、視界も三角窓をつけたりして、出来るだけ視界を確保しようとしている努力は見られる。ただ、この車も先端見切りはいいものではない。

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実際扱ってみると、やはり1,700mm以下という全幅は非常に運転もしやすくていい。室内灯にLEDを採用するなど、なかなか新しいことにもチャレンジしている。開閉操作などもダンパーでふわっと開くあたりは高級車の演出のひとつとしてみてもいいだろう。

後席の印象は相当いい。ただ、リクライニングをすると、ドア側のアームレストが前過ぎて届かなくなり、ちょっと不満に感じる点である。しかし、後席の広さは抜群で、ひょっとするとこのクルマは前席よりも後席でくつろいだほうがいいのかもしれない。

全体的に、ここが大変感激するといったところはないが、まとまりは悪くなく好印象の持てるものであった。値段の割には、高いレベルでまとめられている車であり、日常の道具として扱うのならば、相当いいものであるだろう。もしも、1.5ℓエンジンが非力だと感じる場面がもしあったならば、1.8ℓエンジンが後に追加されたので、そちらも見所である。また、ハッチバックは好まない、3BOXセダンが好みならティーダラティオという選択肢もあり、様々な選択肢があるのもこのクルマの見所である。日常使いのクルマとしては、そう文句の出ない車であるだろう。

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