今回は2代目となる「スズキ スイフト」です。初代は一言で言ってしまえば、軽自動車をベースに小型車化したようなクルマでしたが、2代目は全く違った世界戦略車として、開発された1台でした。スズキのクルマがあか抜けた印象を強く感じた1台でした。
※価格について論評している場合がありますが、あくまでも当時の新車価格に基づいています。

<試乗グレード>
スズキ スイフト 1.5XS(4速AT)

画像: www.favcars.com
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今回のスイフトは世界戦略車で、相当気合の入っているモデルである。また、今までのスズキ車とは一味違い、高品質で上質な印象さえもかもし出している。

試乗車は、スイフトの中でも最上級のもので、装備も充実しており、ナビゲーションシステムも装備されていた。さて、実際に走り出してみると、エンジン音はやや国産車らしからぬ音がする。これを言葉で表現するのは難しいが、聞いていて嫌になるような音ではないし、その騒音が過大なわけでもない。

試乗車は、1.5ℓエンジンで、出力が110ps、トルクが14.6kgmあり、この手のクルマとしては標準なものである。街中で使っている分には十分以上のもので、なかなか扱いやすいエンジンであるが、急な坂を登るときには少しばかりトルク不足に感じた。ただ、そのようなシチュエーションは多くないので、ほぼ問題ないと思われる。

ステアリングの印象として、これは電動パワーステアリングであるが、電動パワステ特有の奇妙な感じや、異常な軽さみたいなものは感じることなく、ごく普通、どちらかというと、この手のコンパクトカーとしては重めの操舵力である。それと、もうひとつは結構ステアリングはクイックな印象で、敏感な動きをする。ちょっと、ステアリングを振っただけですぐそちらへ向こうとする印象がする。

ゲート式シフトレバーであるが、これはなかなかしっかり入る印象があって良い。ただ、もしもスズキがこのクルマをスポーティーといいたいのなら、マニュアル風に出来るものもあっても良かったのではないか。また、もうそろそろこのクラスならCVTが欲しい。それか、5速のATでもいい。もう4速は古めかしい印象があるのがちょっと残念である。ATの出来自体はそんなに悪くなく、シフトショックが全く無いわけではないが、普通の人が普通に乗るには問題なく乗れるだろう。

メーターの位置がやや近い印象で、もう少し焦点距離を遠めにしたい印象がある。メーターのサイズはちょうど良いサイズで、なかなか見やすく悪くない。また、Aピラーが思いのほかたっているため、大変気持ちの良い印象である。シートのアジャスターを一番高くセットしても、頭上は広々しており、なかなか気持ちの良い印象が強い。

シートは、国産車にしては硬めのシートで、どちらかというとドイツ車風のシートである。シート表皮とあわせて、なかなか良い印象のもので、このクラスにしては良いシートがついている。もうひとつ気に入ったのは、このクラスになると、たいていは省きがちになる「フットレスト」がこのクルマにはちゃんと装備されているのは大変嬉しいことである。些細なことであるが、このように細かいところに気を配るということは大変重要なことだ。

装備は最上級グレードで、キーレススタートシステムとスズキは呼んでいるが、鍵を持っているだけで、ロックの開け閉めや、エンジンの始動が出来るものがついていたり、イモビライザー(盗難防止装置)や革巻きのステアリングやアルミホイールなどもついて、136.5万円というのはなかなかお買い得な印象である。このクラスのコンパクトカーを選択するならば、この新型スイフトは見逃せない存在である。

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