今回お送りするのは、「ホンダ エアウェイブ」。フィットをベースにステーションワゴン化したクルマ、といえば分かりやすいと思います。後に、フィットシャトル、現行型では「シャトル」という車名と変わり、現代でも同じコンセプトのクルマは生き続いています。
※価格について論評している場合がありますが、あくまでも当時の新車価格に基づいています。

<試乗グレード>
ホンダ エアウェイブ Lスカイルーフ(ホンダマルチマチックS)

画像1: www.favcars.com
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もうかなり前から雑誌等では話題になっていた、フィットのワゴンバージョンが登場した。ネーミングは「フィット」という名称は用いずに「エアウェイブ」というネーミングで登場してきた。また、実際に見た目もあまりフィットの派生という印象はなく、フィットよりもずいぶん大きく見えるというのが第一印象である。さて、このエアウェイブがコンパクトワゴンとしての実力をいかに持っているのか検証してみることにする。

今回の試乗車は最上級グレードのクルマに、エアウェイブの売りにしている「スカイルーフ」という2/3はガラス屋根のクルマで、オプションでアクティブパッケージというセットオプションのついたものに試乗した。エアウェイブのエンジンは、フィットの上級グレードに採用されている1.5ℓエンジンで、変速機は無段変速機(CVT)が組み合わされる。上級仕様のLグレードはCVTでもマニュアル風に使えるモードのついたトランスミッションである。

無段変速機は、やはり滑らかな走り味を味わうことが出来て好印象のものであるし、加速も難なくスムーズに行う。このクルマには、マニュアル風に使えるモードがついているが、これはハンドルについているパドルシフトを使用して、変速するのだが、あまり操作性はいいとは感じない。また、シフトインジゲーターの表示も小さくてメーターとメーターの間にあるため何速に入っているかも見にくい。マニュアル風にさせるならば、シフトレバーでやらせたほうがずっと操作性がいいと感じる。ただ、このクルマのシフトレバーの位置は昔と同じフロアから生えているタイプ。上のクラスのオデッセイでは、良い位置にマニュアル風にも使えて、またウォークスルーも出来るような設えになっているのだからこのクルマにももうひと考えしてもらいたい。

画像2: www.favcars.com
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このクルマはずいぶん「スカイルーフ」というガラス屋根を大きな宣伝文句にしているが、正直なところ前席に乗っている限り何も感じない。これが開いたりしたら話は別だろうが、ただのガラスがはめ込んであるだけでは、前席に座っている限りでは開放感があっていいとかは感じることが出来ない。ただ、後席となると話は別である。後席に座れば開放感は確かにあるだろう。また、電動のサンシェードが出てくる点などはこの値段にしては驚くべき装備である。

久しぶりの5ナンバー枠に収まった新型車で、やはり実際に乗ってみるとこのサイズは運転しやすい。ただ、これも先端見切りの悪い車で、慣れるまで前方がどこまであるのかがわからない。もうひとつ気になったのは、フットレストが装備されていないこと。フィット程度の値段なら、まだ納得できないことはないが、エアウェイブの値段を出すぐらいならフットレスト程度はつけてもらいたいものである。どうも、左足が落ち着かなくて気に入らない。

ステアリングの印象は、やはりフィットによく似たもの。ちょっと、軽すぎて違和感に感じる。何でも、軽けりゃいいというものではないだろうと思う。いくら女性が扱いやすくていいと言っても、もう少し重みがあったほうが逆に安心感があるだろう。もっと、しっかり感のあるステアリングのフィーリング、もう少し重みのある舵の印象であったほうがいいように感じる。

乗り味は、フィットより良い印象。最新型のフィットに乗ってないので、ひょっとすると最新型のフィットはこのような乗り味なのかもしれないが、少なくとも初期のフィットのように路面の凹凸を吸収しきれてないような印象はなくなって、なかなかマイルドな味である。日常使うのにはいいだろう。まぁ、細かいことを言い出したらきりが無いし、値段を考えればこの程度の乗り味であれば十分だろう。

全体的に見てみると、値段相応、もしくはそれ以上に感じるところがある。ただ、もっと細かいところに気を配ってもらいたいというところも少なくない。デザインからしても、ワゴンというよりはミニバンとワゴンの中間というようなデザインなので、もっとウォークスルーが出来るとか、思い切ったことをしてもよかったのではないだろうか。もっと、ホンダらしい驚かせるようなクルマだったら面白かっただろうと思う。やや、平凡に近い車の印象である。

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