今回は「トヨタ ランドクルーザー」の100系のさらなる豪華仕様として追加された「ランドクルーザーシグナス」です。これはまだ日本にレクサスが導入前ということもあり、ランドクルーザーシグナスという車名で販売された経緯がありますが、アメリカでは「レクサス LX」として販売されていたクルマです。
※価格について論評している場合がありますが、あくまでも当時の新車価格に基づいています。

トヨタ ランドクルーザー シグナス(5速AT)

画像1: www.favcars.com
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 ランドクルーザーといえば、世界中のどこへいっても走っている車であるが、このシグナスというクルマは、そのランドクルーザーの中でも最高峰のもので、サイズも内容もビッグなものである。
 まず、乗っての第一印象はデカイということである。全幅は1,940mmもあり、日本の道路事情には全く合致していないサイズのクルマである。大きすぎる。ただ、視点の高いところで運転が出来るため、思ったよりかは運転しやすいのであるが、物理的なサイズは全幅1,940mmもあり、全長も4,890mmもあるわけだから、運転する場所を選ぶことになるだろう。こんなに大きいクルマは私は運転したくない。

 エンジンは、4.7ℓのV8で、最大トルクは43.0kgmもひねり出す。アクセルを、ポンと踏んでやると恐ろしいくらいに急加速をし、まるで2.5トン近い車を走らせているようには感じないくらい恐ろしい加速をする。騒音は低く、静かなクルマである。
 トランスミッションは5速のATが組み合わされているが、これの変速ショックがやや気になる。600万円近いクルマなのだから、もっと滑らかに、セルシオのように変速してもらいたい。

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 このクルマのサスペンションには仕掛けがついており、「スカイフックTEMS」というサスペンションがついている。これは、ダンパーの減衰力を可変にすることが出来るもので、やわらかい足回りのコンフォートから硬い足回りのスポーツまで4段階で切り替えることが出来る。まずは、一番硬いスポーツで走ってみると、これが本当にスポーツなのかと思うくらいやわらかめである。このスポーツというモードで走ってみても、ロール(横傾き)が大きく、グラッと横傾きが起こるので結構驚く。一番やわらかいコンフォートにしてみると、もう段差はほとんど感じないほどやわらかいのだが、本当にただやわらかいだけというような印象で、しまりの無い乗り味になる。もう、コンフォートにした状態で、カーブを曲がると、そんなに速度を出していないにもかかわらず、ロールが過大におき、これは同乗者は車酔いに陥りやすいのではないだろうかと心配になる。

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 今回の試乗では、この車の得意とする荒れた道や砂利道などを走ることは出来ず、舗装路ばかりだった。しかし、日本の路上を考えてみると荒れた道や砂利道は探してもないほど、舗装化が進んでおり、こんなに大きなクルマで、4WDのすごいものは日本では不要な印象がある。環境にもあまりいい車ではなく、やはり時代遅れのクルマという印象だ。ただ、ランクルがいらないというわけではなくて、世界中ではまだまだ未舗装路のところや森の中を走らなければならないという場面も少なくないのだから、そういうところではこのランクルも活躍するだろうが、この日本ではもう、ランクルのする役目はあまりないかもしれない。特に、このサイズとこのパワーは日本には必要になることはないだろう。

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