画像: ピッコロカーズは FIAT 500 も1.2が好き。

FIRE育ち

ピッコロカーズの使命は小型車を通じて、クルマ移動の自由さや楽しさを伝えていくことです。
そうなると、イタリアン ピッコロカーが絶好の素材となりますよね。
ピッコロカーズもおかげさまでオープンから4年。新旧のあらゆるFIATに触れる機会を頂き、その天才的な小型車づくりを観察していると、時代に適合・進化しながらも一定の普遍性を持っていることを感じます。今回は、パワーユニット中心に書かせて頂きます。

私の知っているフィアットは600辺りまで。今回は124スパイダー、リトモ、クロマ、レガータ、Tipo、バルケッタ等は話題の対象外となりますが、141PANDA、Uno、プント~現行500あたりまでのピッコロカーに続いていく愛すべき近代フィアットの起源をNUOVA500とみなせば、フィアットのパワーユニットは2気筒に始まり、2気筒に回帰しつつある様なところがあって非常に面白いと思います。

画像: ピッコロカーズの初代看板娘126の空冷2気筒

ピッコロカーズの初代看板娘126の空冷2気筒

画像: 500twinair

500twinair

この2気筒エンジンには摩訶不思議な魅力があって、パパパパパパ・・・と軽いハンドクラップの様な響きとともに、人間が生活の中で刻むリズムと同類の鼓動を響かせるものですから、クルマと自分のシンクロっぷりが半端ない。

たとえば・・・

右足→左足→みーぎ→ひだり→右っ→左っ→1、2っ→1、2っ!・・・・この先に2気筒の鼓動。

ドクッドクッ・・・自分の脈動。。ドッドッ・・・トトトトト・・・・・この先に2気筒の鼓動。

と言った感じで、2足歩行の生命体と同じ周波数を放ち、我々人類は否が応にも共鳴する。
人間だもの、もはや愛せないワケがない。。この2気筒エンジン、生き物の持って生まれた鼓動を奏でるんだもの。。そうとも。愛してる。。。世界中で愛されるパワーユニットの本質はそこにあると思わざるを得ません。。。もう、反則です。。

閑話休題。
このように、生物的鼓動ともいえる2ビート発生機=霊長類として愛さずにはいられない新旧フィアット2気筒エンジンは、名作と言っていいと思います。
そして、この新旧2気筒エンジンの間をつなぐ4気筒フィアットが私を育ててくれました。

まず、アウトビアンキA112juniorの4気筒が、私の青春時代のアシでした。4気筒にも宿る生命感。
フィアットというベーシックの中のベーシックカーのエンジンが、こんなに気持ちよくて良いのか?という観点で、イタリア人とは機械に求めるスタンダードがまるで違うんだと言うことを思い知ったのは、ジアコーザ方式でミッションのお隣に鎮座するこのOHVでした。速くなくても、日常で高回転までエンジンを使い切る楽しさを教わった気がします。

画像: 空冷2気筒と水冷4気筒

空冷2気筒と水冷4気筒

画像: イタリアンピッコロ=回すとたのしー・・という定説を確立したのは、このOHVなんだろうな・・

イタリアンピッコロ=回すとたのしー・・という定説を確立したのは、このOHVなんだろうな・・

この水冷4気筒OHV時代を経て、1980年台半ばに登場する水冷4気筒OHCエンジンが、今回の主役ファイヤエンジンなのは、皆さんご存知ですよね。
私の第一次クルマ屋期(1992~1999)は、FIREエンジン搭載の初代パンダが新車で買えた時代でした。
中古車も含めて当時からパンダ人気は相当のものでしたから、毎日毎日FIREエンジン。
正直、FIREに触れ過ぎて当時は何とも思いませんでした。このエンジン。
それでも毎日FIREエンジン。
明けても暮れてもFIREエンジンな生活の中で、私は人格形成されてしまったのです・・・。

手放しの名機なんかではない

当時の愛車アウトビアンキA112のOHVエンジンは名機でした。
私を楽しませてくれる天才でした。
イタリアンピッコロの楽しさの真髄を教えてくれました。
そのA112juniorで通勤し、仕事中はFIREにまみれていたのです。
許してください。正直当時の私は、OHV+キャブレターのエンジンと比べたら、FIREは無味無臭なエンジンだと思っていました。
ただ、FIREエンジン最大のトピックは、官能性でも高回転のピックアップやレスポンスでもなく、生産技術の改善・革新であり、ロボットがこしらえるエンジンであるという点だったのは紛れもない事実です。

画像: パンダ1100時代のFIREエンジン

パンダ1100時代のFIREエンジン

ですから、私はFIREの事を「小さな働き者エンジン」としか思えなかったのです。
こんなバチあたりな私ですが、重ねて始末が悪いのは「働くエンジン」も好きなんですね。
NA時代のルノーやVWの普通のOHCエンジン等に多い、トルクで走るタイプのアレです。FIREもその類のエンジンだと思っていたのは事実なんですが、本家働くエンジンとFIREは決定的な違いがありました。

燃焼密度感というか、圧縮精密感が「薄い」または「ゆるい」感じがするんです。
VWが「Buuuuu~N!」と回るとすれば、FIREは「Puuuuu~N!」という感触。
そして、このB音とP音の違いこそがFIREがイタリアンエンジンである資質を示していると思うのです。
FIREエンジン好きとしてあえて申せば、FIREの楽しさは「吊るし(=ノーマル)」ではちょっと足りないとなと感じます。逆に言うと、FIREエンジンは、その足りない部分をちょっとだけ補ってあげるとイタ車らしさが引き立ってくると思います。
火花を強く、吸気を思い切り吸い込んで、存分に燃やし快音を吐き出す。
生産効率追求型量産エンジン故に、こんなひと手間が効力を発揮する「余白」が残されています。
その”ひと手間”で発揮する、本当のFIREを知っていただきたいなと思いますね。パワーアップを目的としたチューニングの世界ではなく、本来の潜在能力を引き出してあげる”ひと手間”です。

次の画像は、FKRさんがライトチューニングしたCinquecentoの1.1FIREです。ストリート系のフィーリングアップをローコストで実現する工夫を施したという塩梅の仕立てなんですが、ウソみたいに気持ちよく回り、楽しさが溢れ出します。

科学的に検証しましょう。
BuBuBuBuと10回ほど実際に発音してみて下さい。「U」という唸り系の音が残りますよね?
では同様に
PuPuPuPuでやってみて下さい。B音と比べた緩さ、F音に近いヌケの良さを感じませんか?
このP音を調律してあげることで、FIREは秘めたる官能性を露わにするのです。
(※実験結果には個人差がございます。本当にやってしまった方、申し訳ありませんでした。。)

画像: 同じ1100FIREをFKRさんのノウハウをちょっとだけふりかけると、楽しいパワーユニットになります。

同じ1100FIREをFKRさんのノウハウをちょっとだけふりかけると、楽しいパワーユニットになります。

脈々と着々と・・頑張れFIRE!

画像1: 脈々と着々と・・頑張れFIRE!

およそ15年ぶりにクルマ販売の現場に戻った私が、最初に触れた現代FIREエンジンは、FIAT500の1.2Lでした。
当時のパンダ1000の記憶と、電子制御が進んだ500 1.2の間に、当初はギャップを感じていました。
しかし、ピッコロカーズのビジネスを通じ、あらゆるバージョンのFIRE搭載車に触れるにしたがい、やがて15年の開きがある点と点を結びつける事が出来てきて、私の中でもようやくFIREの進化が一本の線として描けるようになりました。

画像2: 脈々と着々と・・頑張れFIRE!

FKRさんがプロデュースした2台のCinquecento。現在仕上げ中のSeicento sporting abarth。そして私的ベストフィアットのパンダ2・・・
プント1のスポアバ1.2DOHCは別格ですが、900cc、1100cc、1200ccというFIRE進化の歴史を丁寧に体験すると、かつての最新ロボットエンジンは、今や必死で時代に追いつこうとしている事に気づくことが出来ます。

なんだこれ。ものすごく愛せるじゃないかっ!

だって、1.2Lで60馬力って・・・500になってスロットルが大きくなっても69馬力って・・・。
ちっとも速くない分、ローリスクで街中をブンブン回して楽しめるNAエンジンなんて、今時660ccかFIREくらいしか思いつきません。こんな楽しいノリモノ・・・愛せないワケが無い。。

このような背景のもと、私のFIRE好きが(やっと)覚醒したのです。

画像: もうすぐ仕上がるセイチェント

もうすぐ仕上がるセイチェント

画像: ベストフィアット パンダ2(NEW PANDA)

ベストフィアット パンダ2(NEW PANDA)

現代版FIREとフィアット500の魅力

と、言うことで、ピッコロカーズで取り扱うフィアット500は、圧倒的に1.2Lのモデルが多いです。
アバルトも1.4もツインエアも好きなんですが、直列4気筒の69PSは「普段着感」がすごくいいんですよね。実にウチらしい。。
頑張って生活する自分と、500が一生懸命走る時の頑張り具合がシンクロして、この等身大な感覚がほっとします。この感覚は2気筒に感じていた身の丈フィット感の4気筒版だ。。こういう肩に力が入っていない感じが実に飽きないし心地良いですよね。

画像: ピッコロカーズ取扱ったfiat500 1.2の例

ピッコロカーズ取扱ったfiat500 1.2の例

FIAT500の1.2はほぼノーマルのまま、履き古したSUPERGAのスニーカーみたいにアシにするのもカッコイイですね。事実、トリノやミラノで見かける500は、ノーマル乗りっパで当たり前。
石の質感で彩られたヨーロッパの街並みを背景にすると、軽く荒れた感じの素の500がやたらとカッコイイんです。
イメージとしてはこんな感じです。

画像: 私の履き古しているトリノ生まれのスニーカーSPERGAです。

私の履き古しているトリノ生まれのスニーカーSPERGAです。

画像: イタリアの太陽の下で見る500は、飾るより「抜く」感じのほうがカッコイイ。。

イタリアの太陽の下で見る500は、飾るより「抜く」感じのほうがカッコイイ。。

画像: 目撃した中で最強の履きつぶされた500。。

目撃した中で最強の履きつぶされた500。。

500の機動性に自分の好きなリズム感を与えるエンジンの“カーソナライズ"

それと、1.2の素晴らしい点は「機動性」です。アバルトや1.4よりも小回りがきくので、街中をちょこちょこ走る時の小ネズミっぷりが小気味いいんです。
この機動性に楽しさをプラスし、エンジンフィールを気持ちよく“カーソナライズ”するベースにももってこい。
ストレスフルな交通社会の真ん中で、人知れず「すこぶる楽しい移動時間」を自由自在に過ごしながらほくそ笑むためのツールとして、フィアット500 1.2はピッタリなんです。
通勤時の雑踏の中で、イヤホンから聞こえるお気に入りの音楽と気持ちがシンクロして、足取り軽やか&気分晴れやか、自分だけがハツラツしている気分になる時のアレです。

画像: 500の機動性に自分の好きなリズム感を与えるエンジンの“カーソナライズ"

そんな楽しさを引き出す秘訣と言っても、ベーシックすぎるこのエンジン。
秘めたる楽しさのポテンシャルを引き出には前述のとおり
よく吸って
よく燃やし
良く吐き出す
という事に尽きるんですけれど、この一手間で1.2 8Vの「FIREエンジン感」が良いさじ加減になります。

画像: 500のデモカー エンジンルーム

500のデモカー エンジンルーム

画像: コチラはPANDA2のデモカーでエキマニをテスト

コチラはPANDA2のデモカーでエキマニをテスト

でも、今時プラグコードがあるエンジンって言うのが嬉しいですね。
ハイテンションコードやアーシングがフィーリングアップにつながる”スキ”が残されています。
写真はウルトラのハイテンションコード(青いプラグコード)ですが、レンタカービジネスのパートナーでもある「T.M.Works」さんのアイテムで火花強化やエンジン制御の効率化を図る製品などを中心に、色々とエンジン効率を向上させるメニューがございます。
ASSO INTERNATIONALのエアクリーナーもフィーリングアップには定番アイテムですね。
このようなコーディネートを施したFIAT500(とPANDA2)のデモカーをレンタカーにしますので、乗りにいらして下さいね!マレリのマフラーの快音がいい演出になっております。遅いけど楽しいですよ!

もちろん、ちゃんと試行錯誤という名の研究開発をしております。

画像: T.M.WORKSさんの製品を取り付けてパワーチェック

T.M.WORKSさんの製品を取り付けてパワーチェック

チューニングではない「カーソナライズ」である。

とにかく、ピッコロカーズはこの楽しさを伝えたいんです。
日常のクルマ移動を楽しくする事は、生活にリズムを生み、それは人生すら楽しくデザインできます。
カスタマイズというのはちょっと重いナ・・・という感性をもっておられる方に、ピッコロカーズの提唱する「カーソナライズ」をご一緒にプランニングして、自分らしい500を楽しみませんか?

クルマを自分に寄せて
自分もちょいとクルマに寄せる
自分らしいファッションの仕上げに、お気に入りのアウターみたいにFIAT500を纏うように乗る。

そんなヒトとクルマの関係性をコーディネートするお手伝いを致します。
難しい知識は不要です。そこは私の仕事ですので。

お客様は、何を実現したいかさえ伝えてくだされば大丈夫です。

今回はエンジンのお話が中心でしたが、インテリアのアップデートだけでも自分らしさが増すと移動の楽しみが特別になるもんなんです。

画像1: チューニングではない「カーソナライズ」である。
画像2: チューニングではない「カーソナライズ」である。

こんな感性で「ヒトとクルマ」のコーディネートをさせて頂くブランドが「PICCORIDE」です。
本格展開をお楽しみになさっていてくださいね。

画像3: チューニングではない「カーソナライズ」である。

さて、FIAT500の中古車も、大分お求めやすくなって参りました。
お希望に合わせて、全国オートオークションや業者販売ネットワークからお取り寄せし、あなたらしい「カーソナライズ プラン」をインストールし、安心安全保証付きのデュアロジック(変速システム)OHを施しても、100万円以下で選べる個体が流通し始めておりますよ。

画像: ピッコロカーズの「楽しさ開発車両」である500は、レンタカーとしてお貸し出し出来ます。

ピッコロカーズの「楽しさ開発車両」である500は、レンタカーとしてお貸し出し出来ます。

ぜひ、ピッコロカーズにカーライフを楽しむお手伝いをさせて下さい。
例えば、クルマのことそっちのけで、500に似合う帽子ってどんなだと思う???という相談でお客様と一緒に小一時間ウェブブラウズしたりしてます(笑)

私、そういうのが、大好きなんです。

長文お読み頂きありがとうございました。

画像4: チューニングではない「カーソナライズ」である。

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