日本のSUV市場に黒船来航!

画像1: 日本のSUV市場に黒船来航!

黒船といっても、正確にはミッドナイトシルバーメタリックなんだが。。。
今回、カーくる編集部がJAIA(日本自動車輸入組合)の試乗会で試乗したTESLA(テスラ) モデルXは江戸時代末期の黒船来航が日本に与えた影響に匹敵する注目車両なのでは?と考えている。
黒船来航といえば、1853年にアメリカ合衆国海軍 マシュー・ペリーが真っ黒の蒸気船で日本に来航し、当時の日本人をビックリさせた事件で皆さんもご存知の通りだ。

では、どうしてこんなにもこのモデルX がビックリなのか?というと、まずは電動SUVだということ。そして革新的な機能をてんこ盛りにした最新のクルマであるということだ。
2010年に日本上陸し、モデルSの成功で着実にファンを増やしつつあるテスラが万を辞して日本市場へ投入したモデルXを詳しく紹介したいと思う。

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以前にもテスラにこの試乗会で試乗する機会に恵まれたカーくる編集部は当時の記憶を思い返す。
初めてモデルSに乗り込んだとき、ドライバーズシートから眺めるキャビンの眺めは今までの車のそれとは全く異なっていた。大きな液晶ディスプレイやタッチパネルはSF作品に登場する宇宙船のコクピットを髣髴とさせ、訳の分からない高揚感に包まれた。
その高揚感は今までの車しか知らない自分たちにとってはエンターテイメントといっても間違いではなかった。
そして今回、モデルXでもその期待が裏切られることはなく、最小限のボタン以外はフルデジタルの液晶ディスプレイとタッチパネルディスプレイがドライバーズポジションに座った自分の眼前に広がってた。

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モデルXのデザインはズングリムックリ、かつスマートだ。お互いに相反した表現を使ってしまったが、そう感じるのだからしょうがない。
まず、ズングリムックリな印象は全長5,037×全幅2,070×全高1,680という堂々としたサイズのボディの影響だ。また、リアセクションのラインの構成、垂直に切り落としたゲートのデザインからそう感じさせてしまう。

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しかし、それらのボディラインは複雑な抑揚をせず、それぞれにフロントからリアへ素直なラインを引いているためにスッキリしているようにも見える。これがまた見る者に不思議な印象を抱かせるのだ。

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また、モデルXの特徴は後席のドアだ。「ファルコンウィング ドア」と名づけられた機構はかなり斬新で、ガルウィングとも異なる。電動でゆっくり、そしてガバッと開口するドアは見慣れない者にとってはエンターテイメント以外の何物でもない。

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このファルコンウィングドアは乗降性にも一役買っており、乗り降りが大変しやすいという使い勝手の良さにもつながっている。

さて、次に走りはどうだろうか?
前述のモデルS試乗時に感じたあのリニアに加速するジェットコースター感は生きているのか?今回のモデルXのテストドライブではどうだったのか?
結論から言おう。モデルSで感動したあのリニアな加速感はモデルXでは味わうことができなかった。無論、スペックとして持たされている加速が十分か十分ではないか?と問われれば十分だ。しかし、モデルSで感じたあの異次元の加速感を味わいたいと願っていた自分にとっては残念な結果であった。やはり2.5tにもなる車重が影響しているのだ。

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しかし、走り出してみるとモデルXの印象はどんどん好転した。市街地・自動車道での加減速、そして巡航において前後の車軸にあるモーターがアクセルに合わせてスムーズにパワーを与え続ける。また、大型のバッテリーを車体下部に備えたモデルXは重心が低く、路面に吸い付くように滑らかに走る。まるで大型のクルーザーで凪ぎの海上を行くように。
重量でハンデを負うかと思われたバッテリーの恩恵が好影響を及ぼし、乗り心地がすこぶる良い。

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モデルXには最新の運転支援機能として「オートパイロット」も装備されており、車体の各所に装備されたカメラや超音波センサー、レーダーを駆使して制御を行う。他メーカー同様、前走車との車間を感知しながらの走行はもちろん、左右のレーンチェンジも簡単な方向指示操作をすれば自動でこなしてしまう。
無論、読者諸兄にはまだまだこうした自動運転に類する技術に懐疑的な方も多いと思われるが、確実に技術は進歩し、10年前では想像もできなかったような域に急激に達しつつあることが分かる。

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乗り心地もよく、こうした電子デバイスを駆使したロングドライブも出来るのだから、週末のお出掛けに利用するファミリー層やビジネスで長距離を移動する必要のあるエグゼクティブにも最適な一台ではないだろうか?
シリコンバレーから日本の自動車市場へやってきた黒船として新しい電動SUVというジャンルをどこまで浸透させることが出来るか?大変楽しみだ。

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テスラの日本国内での販売チャンネルはディーラーという名前ではなく、「ストア」という。なんだかアップルストアみたいじゃないか?と思うのは自分だけではないと思うが、テスラはそういったネーミングでも、今までの自動車メーカーとは違いを打ち出してきている脱自動車メーカーなのだ。
日本国内には東京(南青山)、愛知(名古屋)、大阪(心斎橋)、福岡(福岡市)の4店舗しかまだなく、テスラを目にして気軽に体感することの出来ないエリアが多いが、今後の店舗展開に期待したい。

SPECIFICATIONS

テスラ モデルX P75D 主要諸元

全長×全幅×全高:5,037×2,070×1,680mm
ホイールベース:2,965mm
車両重量:2,487kg
エンジン種類:電動
最高出力:450ps(331kW)/6500rpm
最大トルク:550Nm(56.1kgm)/2150-5000rpm
トランスミッション:7段AT
駆動方式:4輪駆動
メーカー希望小売価格:11,150,000円(消費税込)

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