1.はじめに。

こんにちは。ラッキーの保護者 です。

大排気量の Vツイン・アメリカン(最近は “クルーザー” と呼ぶらしいですね)というと、ハーレーダビッドソンの独壇場の感がありますが、少し前には国産各社から、それを上回る威風堂々とした体躯の魅力的なモデルがラインナップされていました。

そこで今回は、それら ジャパニーズ・ビッグ・アメリカン の数々をご紹介したいと思います。

2.ジャパニーズ・ビッグ・アメリカン の魅力。

(1)ホンダVTX1800

2001年に登場したこのモデルは、米国の生産拠点であるホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング(HAM)で生産する現地生産車です。
当時のハーレーを上回る 水冷4ストローク52度V型2気筒SOHC3バルブ 2プラグ 1,794cc 102馬力のエンジンを高剛性のモノバックボーン・ダブルクレードルフレームに搭載しています。
エンジンは位相クランクや世界初採用のカップリングバランサーによって不快な振動を解消しつつ、低・中回転域での Vツイン独特の鼓動感を体感出来る味付けとされました。
さらにクロームメッキ仕上げのエアクリーナーケースカバー及び プラグカバーやクランクケースカバーなどで機能美を強調、フロント・サスペンションは剛性に優れた インナーチューブ径 45mm の 倒立式で、前後輪連動式のコンビ・ブレーキシステムを採用していました 。

画像: Photo from http://www.honda.co.jp/news/2001/2011022-vtx.html

Photo from http://www.honda.co.jp/news/2001/2011022-vtx.html

(2)ヤマハXV1900CU(北米向けは「レイダー」)

XVシリーズ のフラッグシップ車 として 2008年に登場したこのモデルは、空冷4ストローク48度V型2気筒OHV4バルブ 2プラグ 1,854cc 98馬力のエンジンをアルミ鋳造のダブルクレードルフレームに搭載しています。
エンジンは、空冷ならではのすっきりとしたシリンダーフィンやVツインの力強さを強調するテーパー形状のクロームメッキ・プッシュロッドカバー、バフ掛けによりアルミの輝きを際立たせたヘッドカバーやクラッチカバーなどで飾られ、集合部分に排気デバイス“EXUP”を装備する 2 in 1 in 2 構造の右側 2本出しのマフラーや F.I セッティングなどにより、優れた低・中速域のトルク特性を引き出しています。
2013年型からは アシスト&スリッパークラッチを採用してクラッチレバーの操作荷重を低減、バックトルク発生時に意図的にスリップさせて半クラッチに近い状態を生み出すことで挙動の変化や急激なエンジンブレーキの発生が抑えられました。

画像: Photo from http://www.motorcyclespecs.co.za/model/yamaha/yamaha_xv1900_raider%20cus%2008.htm

Photo from http://www.motorcyclespecs.co.za/model/yamaha/yamaha_xv1900_raider%20cus%2008.htm

(3)スズキ・ブルバードM109R

欧州スズキで開発され、2006年に登場したこのモデルは、ヨーロッパ よりも アメリカ、クルーザーというよりも ドラッグレーサー と呼ぶべき車両で、水冷4ストローク54度V型2気筒DOHC4バルブ 1,783cc 125馬力のエンジンをロー&ロングな鋼管ダブルクレードルフレームに搭載しています。
エンジンは、2輪車のみならず 4輪車を含めた量産市販車の中で最大のボア径 112 mm を持つと共に、SDTV(Suzuki Dual Throttle Valve)の採用で低・中速回転域でも滑らかな加速を実現しており、その性格・性能に相応しく、フロントには インナーチューブ径 46mm の倒立式フォークや GSXーR 譲りのラジアルマウント式 4ポットキャリパーのブレーキを採用しています。
リアには リンク式モノショックと鋳造アルミ・スイングアームが組み合わされ、8.5インチ幅のホイールに 240mm の極太タイヤ を履くなど、独特の迫力を醸し出していました。

画像: Photo from http://cloudlakes.com/gallery/2637981-suzuki-intruder.html

Photo from http://cloudlakes.com/gallery/2637981-suzuki-intruder.html

(4)カワサキVN2000(北米・オセアニア向けは「バルカン2000」)

量産市販車では世界最大のVツインとして 2004年に登場したこのモデルは、新設計の水冷4ストローク52度V型2気筒OHV4バルブ 2,053cc 103馬力のエンジンをバックボーン部分を大型角型断面パイプとする鋼管ダブルクレードルフレームに搭載しています。
エンジンは、デュアル・スロットル・バルブを持つスロットルボディ径 46mm のフューエルインジェクション を採用、220mm の超大型フライホイールを持つクランクシャフトによって優れた低回転域のトルク特性を実現、存在を主張するプッシュロッド、曲線美を描くエンジンカバーなどによって構成される美しい造形を具現化しています。
3眼のプロジェクターのロービーム と マルチリフレクター式のハイビームを組み合わせた “ガトリング” ヘッドライトや高品質のクロームメッキが施されたスラッシュカットマフラーなど、個性的で威風堂々としたスタイリングを誇りました。

画像: Photo from http://www.pinsdaddy.com/2000-kawasaki-vulcan-2000_ebmnp1Fpyl1DSAeHYkvYSzZ7biofrFnYzmID89CLdMg/

Photo from http://www.pinsdaddy.com/2000-kawasaki-vulcan-2000_ebmnp1Fpyl1DSAeHYkvYSzZ7biofrFnYzmID89CLdMg/

3.最後に。

以上のように、各々個性的で魅力的なスペックを誇ったジャパニーズ・ビッグ・アメリカンでしたが、そのメイン市場である北米では本家とも言えるハーレーの牙城を崩すには至らず、現在は XV1900 と M109R のみが生産・販売されるに留まっています。

しかしながら、国産ならではの信頼性や革新的とも言えるメカニズム及び 単室容積 900 ~ 1,000cc ものVツインエンジンの魅力は色褪せるものではないと思います。一度くらい乗ってみたいですね。

今回も 最後までお読みいただき、有難うございますした。

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