画像1: ©Mazda Motor Corporation.

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ついにスタートしたレストアプロジェクト

2016年末にプロジェクトの存在についての報道があってからおよそ1年。いよいよ受付がスタートした初代ロードスターのレストアプロジェクト。マツダはこのプロジェクトを行うにあたり、テュフ ラインランド ジャパン株式会社からクラシックカーガレージ認証を取得しており、並々ならぬ熱意を感じることができます。

かく言う筆者も初代ロードスターオーナーであり、このプロジェクトの動向を逐一チェックしていたので、このプロジェクトに対して想うことなどを吐露していきたいと思います。

修復歴有、サビ有車両はNG。フルレストアで485万円!

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実はこのレストアプロジェクト、お金さえ払えばやってもらえるというものではなく、事故歴がなく、サビがないナンバー付きの車両でないと受け付けてもらえません。さらにどこまでの範囲かはわかりませんが、カスタマイズ部品装着車も対象外となるようで、なかなかのハードルの高さです(この時点で筆者の愛車は対象外)。また、当初はNA6CE、つまり1.6リッターモデルのみの対応となり、グレードも一部グレードは不可となっています。

さらに異例なのが、やる前からメニューの価格が決まっているということ。例えば、ボディとエクステリアをレストアする基本メニューで250万円、オプションメニューでインテリアのレストアが70万円、パワートレインが80万円、全てやると485万円とアナウンスがされています。

マツダが狙う「レストアの透明化」

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旧車をかじったことがある方ならお分かりかと思いますが、通常のレストアというと事前にある程度の金額は判明していたとしても、実際に作業を進めてみたらアレがダメだった、ココもダメだったと作業が増えることもザラにあることで、依頼する側もそれを承知の上でお願いするのが通例でした。

さあ、ここまで読んで勘の良い人ならお気づきになったかもしれません。マツダは入庫する車両のクオリティをコントロールすることで、あらかじめ決められた金額で収まるように計算しているのです。これは、今まで不透明だったレストアに掛かる費用を明確化させ、レストアに対するハードルを下げつつ、クラシックカーガレージ認証を取得したことでレストア後の車両のクオリティも保証するというものなのです。

もちろん、従来のレストアが悪というつもりは毛頭ありません。マツダがこのような方法がとれるのも入庫できる車両を制限したからこそであり、そうでない車両に関しては開けてみるまで分からない、というのはやむを得ないことなのですから。

対象外ユーザーが受ける恩恵は?

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では、修復歴がある車両のユーザーや数百万円もの資金を用意することが難しいユーザーは、このレストアプロジェクトは無関係なのでしょうか? いやいや、そんなことはありません。例えば、レストアプロジェクトのオプションメニューAのインテリアレストアは、インパネ/トリム類、シート表皮張替、カーペット交換といった内容となっていますが、現在シート表皮は製廃アイテムなのです。

つまり、シート表皮は再生産されるということであり、再生産されたものはディーラーで購入することが可能となるため、気になる部分だけパーツを購入して交換するということもできるというわけ。これなら自分のペースで車両をリフレッシュすることもできますから、わたしを含む対象外ユーザーにもメリットがあるのです。

レストアプロジェクトを実施するユーザーが増えれば増えるほど、市場には再生産部品が出回るということで、マツダとしてもユーザーとしてもWin-Winの関係となるはず。あとはこのレストアプロジェクトが末永く続き、対象車種が増えることを祈るばかりです。

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